動植物油脂類
You tube にて 動画チャンネル「危険物取扱者試験対策」を 公開中 チャンネルページ動植物油脂類
● 動物の脂肉や植物の種子、あるいは、果肉から抽出した液体のことで、1気圧において 引火点が250℃未満のものを 危険物に指定しています。
● 動植物油には 乾きやすい油、=乾性油、 その程度が ゆるい 半乾性油、 乾きにくい油= 不乾性油に分けられます。 それらの性質を 数値的に表わすともいえる、ヨウ素価(乾きやすさを示す指標ともいえ、これが大きいものほど乾きやすい)の値によって分類することも多いのです。
● さらに、ヨウ素価は 不飽和脂肪酸が多いほど その値が大きくなります。
- 不飽和脂肪酸が多い油
- ヨウ素価が大きい → 乾きやすい(乾性油) → 自然発火しやすい
動植物油脂類の一般的性質
性質
ア 水より軽く、水には不溶。
イ 一般的に引火点は200℃以上のものが多く、非常に高い引火点となっています。
● 危険性 重油の危険性に準じるほか、以下の注意点があります。
ア アマニ油などのヨウ素価の高い(=不飽和脂肪酸が多い)乾性油は 空気中の酸素と自然に反応しやすく、その際の燃焼(自然酸化現象)により 酸化熱が蓄積される場合があり、それが自然発火を起こす危険につながります。