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第3石油類

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第3石油類

1気圧において引火点が70℃以上200℃未満のものをいいます。(重油が頻出)


重油 クレオソート グリセリン
引火点℃
60~150
74
177
発火点
250~380
336
370
比重
0.9~1.0
1以上
1.26
沸点℃
300以上
200以上
290
臭気
あり あり なし
水溶性 なし なし 溶ける
液体の色 褐色または暗褐色 暗緑色か黄色 無色

重油

原油を蒸留してガソリンや灯油などを分別した後の油分
一言で重油といっても 1種(A重油)2種(B重油)3種(C重油)などとその性状により分類されています。

性質

1 褐色 または 暗褐色の液体で粘性がある。
2 引火点は1種、2種が60℃以上 3種が70℃以上と 灯油や軽油より少し高い値となります。発火点は約250℃~380℃です。
3 一般に水より軽く、水や熱湯にも溶けません。
4 沸点が高いため、揮発性もきわめて低めです。
5 日本工業規格では 動粘度により 1種(A重油)2種(B重油)3種(C重油)に分類されています。
危険性
1 引火点が高いため 加熱しない限り、引火の危険性は低いとされますが、いったん燃え始めると燃焼温度が高いため 消火が大変むずかしくなります。
2 霧状にしたり 布にしみこませると空気との接触面積が増え日が付きやすくなるので危険です。この点においては 灯油や軽油とまったく同じです。
3 不純物として含まれる硫黄は 燃えると有害なガスになります。

クレオソート油

コールタールを分留するときにできる物質です。

性質

1 暗緑色または黄色の液体
2 水より重く 水に沈みます。
3 水に溶けませんが アルコールなどには溶けます。
危険性
1 引火点が高いため 加熱しない限り、引火の危険性は低いとされますが、いったん燃え始めると燃焼温度が高いため 消火が大変むずかしくなります。(重油と同じ)
2 霧状にしたり 布にしみこませると空気との接触面積が増え日が付きやすくなるので危険です。この点においては 灯油や軽油とまったく同じです。(重油と同じ)

グリセリン

水溶性です。

性質

1 粘り気のある無色の液体です。
2 水やエチルアルコールに溶けます
3 水よりも重い。
危険性
1 引火点が高いため 加熱しない限り、引火の危険性は低いとされますが、いったん燃え始めると燃焼温度が高いため 消火が大変むずかしくなります。(重油の場合と同じ)

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