第4類危険物
You tube にて 動画チャンネル「危険物取扱者試験対策」を 公開中 チャンネルページ第4類に属する危険物
以下の実装をしています。
主な物品名 | |
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特殊引火物 | ジエチルエーテル、二硫化炭素など |
第1石油類 | ガゾリン、ベンゼン、アセトンなど |
アルコール類 | メタノール、エタノール |
第2石油類 | 灯油、軽油など |
第3石油類 | 重油など |
第4石油類 | ギヤー油など |
動植物油 | アマニ油など |
第4類の危険物の一般的な性質(共通点)
1 常温で液体である。
2 引火しやすい。(沸点が低いものは、引火のハードルが低いのと同じなので、危険性がより高いと判断できる)
3 一般に水より軽い(液比重が1より小さい)ので 水に浮き、また 水に溶けにくいものが多い。
4 蒸気は空気より重い。(蒸気比重が1より大きい)そのため、気化した場合に、低所に滞留しやすく、空気とわずかに混合しても燃焼するものが多い。
5 一般的に静電気が生じやすい。したがって生じた静電気が蓄積すると 高電圧となり火花を発して放電し、引火する危険性が高まる。
6 一般的には自然発火はしないが、動植物油は自然発火しやすい。
危険物特有の性質 |
それぞれの性質に対応した 貯蔵方法など |
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引火しやすい | 1 火気や加熱などをさける。引火性がそれほど高くないものでも、加熱により引火性は上昇することを念頭に置くべき。 2 容器は若干の空間容積を確保した上で 密栓をし、直射日光を避けて冷所に貯蔵するべきである。 用意する容器は 液温上昇による体積の膨張を考慮するべきである。 3 一部の動植物油を除き、自然発火はしないが、布にしみ込んだものは燃えやすくなるので要注意 |
蒸気は空気より重く低所に滞留しやすい | 1 通風や特に低所の換気を十分に行い、発生した蒸気は屋外の高所に排出する。(地上付近や低い位置に排出すると また 同じ場所に滞留し危険が増す) 2 可燃性蒸気が滞留する恐れのある場所では 火花を発生する機械器具などを使用せず、また電気設備は防爆構造のものを使用する。 3 空容器でも可燃性蒸気の残留危険があるので、火気には注意する |
静電気が生じやすい | 1 容器に詰め替える際など 静電気が発生する恐れのある場合には アース(接地)をしたり、床面に散水するなどして湿度を高める。(湿度があると 爆発の危険が下がる) |
共通する消火の方法
1 第4類の消火に効果的な消化剤(主に窒息、抑制効果)
- 泡消化剤
- 二酸化炭素消化剤
- 霧状の強化液
- ハロゲン化物消化剤
- 粉末消化剤
2 水溶性危険物の場合の消化剤
水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡)を用いる。 非水溶性危険物の場合には普通泡でよい。※ 水溶性危険物の例、アルコールやアセトン、アセトアルデヒドなどの水に溶けやすい第4類危険物
水溶性危険物に普通泡を用いると 泡を溶かしてしまい 泡の窒息効果が得られない。
3 第4類の消火に不適当な消化剤
1 棒状、霧状の水
2 棒状の強化液
● 第4類の火災 特に油火災などに水を用いると 油が水に浮く性質のため、液体の表面を広がるため、かえって燃焼面積を拡大する恐れがあるため。