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危険物のアルコール類

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CH3OH   C2H5OH のように 炭化水素のうち 外部の水素 Hが1つ(1価アルコールの場合)OH基に置き換わった代表的なアルコールです。


メタノール
(メチルアルコール)
エタノール
(エチルアルコール)
引火点℃ 11 13
発火点℃ 385 363
比重 0.79 0.79
沸点℃ 65 78
燃焼範囲Vol% 6~36 3.3~19.0
蒸気の毒性 あり なし(麻酔作用はある)
臭気 あり
揮発性 あり
水への溶け具合 溶ける
液体の色 無色透明

危険物のアルコール類(メタノールとエタノール)

メタノールとエタノールは 1価のアルコールで 大雑把に言えば似ている点が多数あります。その共通点とは 次の通り

  • 引火点が常温以下
  • 発火点は300℃以上
  • 揮発性が大きい(沸点は100℃以下)
  • 燃焼範囲はガソリンより広い
  • 水や有機溶剤とよく溶ける。
  • 芳香のある無色の液体です。
  • 燃焼した際の炎は淡く、非常に見えにくい
  • 静電気はほとんど発生しません。
  • 泡消火剤を用いるときは耐アルコール泡を用います。

異なる点(メタノールとエタノール)

  • 毒性がメタノールにあります。(飲用すると失明などする)
  • いわゆるお酒のアルコール成分は エタノールの方で こちらが飲用できます。
  • 燃焼範囲はメタノールの方が広い(つまり危険性が高い)
引火点とその他のアルコール類
引火点が常温以下ということは 常温(20℃程度)で引火する危険性があるということです。また アルコール類には n-プロピルアルコール(n-プロパノール) イソプロピルアルコール(イソパノール)などがあります。

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