危険物のアルコール類
You tube にて 動画チャンネル「危険物取扱者試験対策」を 公開中 チャンネルページCH3OH C2H5OH のように 炭化水素のうち 外部の水素 Hが1つ(1価アルコールの場合)OH基に置き換わった代表的なアルコールです。
| メタノール (メチルアルコール) | エタノール (エチルアルコール) | |||
|---|---|---|---|---|
| 引火点℃ | 11 | 13 | ||
| 発火点℃ | 385 | 363 | ||
| 比重 | 0.79 | 0.79 | ||
| 沸点℃ | 65 | 78 | ||
| 燃焼範囲Vol% | 6~36 | 3.3~19.0 | ||
| 蒸気の毒性 | あり | なし(麻酔作用はある) | ||
| 臭気 | あり | |||
| 揮発性 | あり | |||
| 水への溶け具合 | 溶ける | |||
| 液体の色 | 無色透明 | |||
危険物のアルコール類(メタノールとエタノール)
メタノールとエタノールは 1価のアルコールで 大雑把に言えば似ている点が多数あります。その共通点とは 次の通り
- 引火点が常温以下
- 発火点は300℃以上
- 揮発性が大きい(沸点は100℃以下)
- 燃焼範囲はガソリンより広い
- 水や有機溶剤とよく溶ける。
- 芳香のある無色の液体です。
- 燃焼した際の炎は淡く、非常に見えにくい
- 静電気はほとんど発生しません。
- 泡消火剤を用いるときは耐アルコール泡を用います。
異なる点(メタノールとエタノール)
- 毒性がメタノールにあります。(飲用すると失明などする)
- いわゆるお酒のアルコール成分は エタノールの方で こちらが飲用できます。
- 燃焼範囲はメタノールの方が広い(つまり危険性が高い)
- 引火点とその他のアルコール類
- 引火点が常温以下ということは 常温(20℃程度)で引火する危険性があるということです。また アルコール類には n-プロピルアルコール(n-プロパノール) イソプロピルアルコール(イソパノール)などがあります。
